アイリッシュウイスキーの革命 【その3/全3回】
アイルランドの蒸溜業界レポート第3弾。既存の蒸溜所も続々と拡張し、新たな蒸溜所も建設されている。北海道と同程度の面積の島に起こるウイスキー再興の波は、どこまで広がるのだろうか? ←アイリッシュウイスキーの革命 【その1/全3回】 ←アイリッシュウイスキーの革命 【その2/全3回】 その他の拡張計画、新規蒸溜所3ヶ所、新規ボトリング アイリッシュ・ディスティラーズ...
View Articleアードベッグ革命の一杯
アードベッグが操業停止を終え、再び表舞台の流れに復帰してから15年以上の歳月が経過した。力強い復活劇を振り返る。 Report : ドミニク・ロスクロウ 近年ではいたる飲食店のメニューにでもウイスキーの文字を見る事が出来るようになったが、2007年頃までのウイスキー業界不遇の時代はまだ記憶に新しい。 再起の著しい兆しが見えた2008年を振り返ったときに、何が一番記憶に残るできごとだろうか。...
View Articleスペイサイドの型破りな男たち 【前半/全2回】
スペイサイドほど伝統が染みついている場所が、現代の真の異端児を生み出すことができるのか? この地域の考え方を変えた自由な発想の人々とウイスキーに、ニール・リドリーが迫る。...
View Articleスペイサイドの型破りな男たち 【後半/全2回】
どの世界にも、「はみ出し者」はいるものだ。ウイスキー業界においてはなおのこと。スペイサイドという伝統を重んじる地域で、枠にはまらず独自のスタイルを貫く蒸溜所をニール・リドリーがレポート。 独立の精神 ― グレンファークラス 独立と言えば、グレンファークラスとグラント一家をおいてほかにない。しかし、疲れを知らないジョージ・ グラントは型破り・異端児と形容されてはたして嬉しいだろうか?...
View Article山崎蒸溜所 新蒸溜釜発表会
山崎蒸溜所に新たに設置された4基のポットスチルのお披露目・説明会をレポート 本年7月山崎蒸溜所に新しいポットスチルが導入されたのはご報告の通りだが、9月13日(金)ついにそのスチルが公開された。 山崎蒸溜所工場長 藤井敬久氏からその新スチルについて説明を受ける。...
View Article熟成の年月【後半/全2回】
前半で熟成に関わる加算、減算、相互という3つの作用を紹介した。樽がどのように「呼吸」しニューメイクにいかなる効果をもたらすのかを理解いただいたところで、さらに具体的にその効果を見ていこう。 ←熟成の年月【全2回/前半】を読む では、樽のどの部分が影響を与えるのだろうか?...
View ArticleLost Distilleries―パースシャーで失われたものたち
パースシャーの失われた蒸溜所を考察する Report:ガヴィン・D・スミス 稼動中の蒸溜所となると、パースシャー(シャー/Shire=州)では現在6ヵ所が操業しており、その点ではかなり恵まれている。...
View Article名乗りを上げろ ― ウルフバーン蒸溜所【前半/全2回】
新たに動き出したスコットランド本土最北の蒸溜所をガヴィン・D・スミスがレポートする。 一昔前なら、スコットランドで新たに建設された蒸溜所を見つけたいと思ったら、以前はなかったところにそびえるドイグ氏考案の目立つパゴタ式キルン屋根を探せばよかった。...
View ArticleLost Distilleries―アバディーン
アバディーンには今、蒸溜所は存在しない Report:ガヴィン・D・スミス スコットランド第3の都市アバディーン。この街には決して短いとはいえないスコッチ・ウイスキーの伝統がある。蒸溜所はもちろん、その名をよく知られたブレンドメーカーもあった。...
View Articleエドラダワーの覚悟【前半/全2回】
エドラダワーは小規模かもしれないが、完璧に整っている。これからも自らの力を上回るであろう困難に挑む覚悟が出来ているようだ Report:ドミニク・ロスクロウ...
View Article名乗りを上げろ ― ウルフバーン蒸溜所【後半/全2回】
スコットランド最新かつ本土最北の蒸溜所、ウルフバーン。そのウイスキーづくりと販売までのプランにガヴィン・D・スミスが迫る。 ←名乗りを上げろ ― ウルフバーン蒸溜所【前半/全2回】 ビジターの存在といった気が散る要素がないため、「最初の数年間は、良いウイスキーをつくって良い樽に詰める以外、何もすることがありません。その後は一歩下がって、先行きを考えます」とスミスは言う。...
View Articleエドラダワーの覚悟【後半/全2回】
スコットランド最小の蒸溜所、エドラダワー。エドラダワーとインディペンデント・ボトリングカンパニーのシグナトリーの財務担当重役を兼任しているデス・マカガティが案内してくれた。 ←前半はこちらから 魅力的で伝統的な蒸溜所というエドラダワーの評判は、単にその地でじっと動かないでいたというものではない。むしろ活動的だ。...
View ArticleLost Distilleries―セント・マグダレン
ディスティラーズ・カンパニー・リミテッド(DCL)の創立時につくられ今もウイスキーファンを夢中にさせる蒸溜所のひとつについてその歴史を語る Report:ガヴィン・D・スミス...
View Articleスウェーデンに旗を掲げて【前半/全2回】
スウェーデンは常にウイスキーと真剣に取り組んでいる。そして今は、真に誇れる自国の蒸溜所がある。マクミラ蒸溜所を訪問した。 Report:ドミニク・ラスクロウ まるでジェームズ・ボンドの映画を見ているようだ。断続的に光が差し込むまっすぐに続くモミの木の並木道を通る。ストックホルムの北への旅は夢のようにすばらしかった。...
View Articleスウェーデンに旗を掲げて【後半/全2回】
前半では、日常的に交わされる会話から実際に事業が立ち上がったマクミラの奇跡をお伝えした。では、どのようにして世界がこの蒸溜所に注目するようになったのかを訊いてみた。 スウェーデンに旗を掲げて【前半/全2回】...
View Article革新の波 ― カナディアンミスト蒸溜所【前半/全2回】
カナダの由緒ある蒸溜所を訪問し、その秘密を探る。 機会があれば、7月下旬にカナダのオンタリオ州コリングウッドを訪れてみよう。そこはビンテージカーが走り回る観光地で、エルビス・フェスティバルの日にはプレスリーの扮装をした何百人もの人々を目にすることになる。皆が楽しみに来る町 − 夏は陽射しが降り注ぐヒューロン湖の湖畔に、南にわずか2時間のトロントから多くのバカンス客が集まる。...
View Article革新の波 ― カナディアンミスト蒸溜所【後半/全2回】
独自の製法を守るカナディアンウイスキーの蒸溜所・カナディアンミスト。後半では製法の隠れた技に迫る。 ←革新の波 ― カナディアンミスト蒸溜所【前半/全2回】...
View Article隔たった世界―ブラドノック【前半/全2回】
レイモンド・アームストロングは平均的なウイスキーディスティラーとは一線を画している。それは彼が建築家としてのバックグラウンドを持つアイルランド人だからである。スコットランドの西岸、ギャロウェイに彼を訪ねた Report:ドミニク・ロスクロウ 多くの人々に、スコッチ・ウイスキーのディスティラーについて訊ねてみて欲しい。おそらく一番最後に出てくる人物の名前がレイモンド・アームストロングである。...
View Article隔たった世界―ブラドノック【後半/全2回】
スコットランド南西部に、他の蒸溜所とは離れた場所に位置するブラドノック蒸溜所。ディアジオが休眠を決めたこの蒸溜所に、手を差し伸べたのがレイモンド・アームストロングだった。 ←隔たった世界―ブラドノック【前半/全2回】...
View Articleザ・ソサエティ ― 限られたボトル、広がる組織
ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティはゆっくりと、しかし着実に進化と成長を続けている。新たな日本の蒸溜所もそのコレクションに加わったばかりだ。 あなたにとってザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ(以下ザ・ソサエティ)とは?...
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